マネージドサーバーとマネージドクラウドとは?通常の共用サーバーとの違いを解説

カテゴリ:レンタルサーバー比較

さくらやカゴヤなどからレンタルサーバーとしてマネージドサーバーが、また、ロリポップ!からはマネージドクラウドが提供されています。今回はこのマネージドサーバーやマネージドクラウドとは何かについて解説していきたいと思います。

一般的な共用サーバーとは

一般的な、つまり従来からある共用サーバーは1台のサーバーにApacheやPHPなどのプログラムをインストールし、複数のユーザーがそれらのプログラムを共用する仕組みです。
MySQLなどのデータベースに関してもWebサーバーとは別のサーバーにインストールされていますが、こちらも複数人で共用します。

このため、各ユーザーはホームディレクトリ内にユーザーデータが格納され、個々のユーザーデータは厳格に隔てられますが、リソース(CPUやメモリ)に関しては共用となります。
そのため同じサーバー上の一部のユーザーが高負荷なWebサイトを運用した場合、他のユーザーも多大な影響を受けることになります。

また、レンタルサーバー側では1台のサーバーにできるだけ多くのユーザーを割り当てる事でコストを抑える事が可能であるため、安価なサービスほどパフォーマンスに劣る傾向があります。
もちろんレンタルサーバー側ではリソース監視を実施しており、高負荷をかけるユーザー(サイト)を検出すれば一時的に利用停止させるなどの対処を実施します。
しかしこれはこれで利用停止された側のユーザーにとってみれば突然サイトへのアクセスが無くなってしまうため一大事です。

マネージドサーバーとは?

上述したような共用サーバーのリソースの問題は、ユーザー毎に専用のサーバーが割り当てられる専用サーバーであれば解決できます。
もちろん専用サーバーが理想的なのは間違いありませんが、1台のサーバーを専有できる分、OSやアプリなどのすべての導入や設定、管理をユーザー自身で実施する必要があります。

そこでレンタルサーバー側がそれらを管理してくれる専用サーバーとしてマネージド(管理される)サーバーが生まれました。

従来の専用サーバーとは異なり、マネージドサーバーはまるまる1台を専用でき、且つ共用サーバーと同様に使えるため、ユーザビリティとパフォーマンスの両方に優れており、共用サーバーと専用サーバーのいいとこどりをしたような存在と言えます。

当然サーバーを自分だけが専有しているため、たとえ一時的にサイトが高負荷状態になったとしても誰にも迷惑をかける事はなく、利用停止あるいは利用制限措置がとられる事もありません
従って、突然サイトが停止する(していた)などという心配をすることもなく、安心してサイトの運営を行えますね。

専用サーバーの導入を検討している場合は、サポートに定評のあるさくらのマネージドサーバをお勧めいたします。

マネージドクラウドとは?

一方で、ロリポップ!が提供しているロリポップ!マネージドクラウドというサービスもあります。

こちらもマネージドとついていますが、管理されたクラウドとは一体何でしょうか?

マネージドクラウドはクラウド上にコンテナと呼ばれる仮想空間(Linuxコンテナ)を提供するサービスです。
専用の機能が実装されたコンテナを複数用意し、ユーザーは必要なコンテナを選択してサイトを構築するシステムです。

具体的には、ロリポップ!のマネージドクラウドのコンテナのスペックは以下となります。

コンテナのスペック
コンテナスペック仕様
ディスク容量10GB (SSD + HDD)
メモリ512MB
CPU1コア共有
データセンター東京
OSLinux
仮想化基盤コンテナ型仮想化
グローバルIPアドレスIPv4アドレス × 1個
同時接続制限あり
管理者権限なし
コンテナテンプレートLAMP(PHP)、WordPress、Node.js、Ruby on Rails、Golang、Python、.NET、Java

メリット

1つ1つのコンテナ(仮想空間)は独立しており、他のユーザーの影響は基本的に受けません。
またコンテナ単位で構築しているため、例えば一時的にサイトに大量アクセスが発生しパフォーマンスが著しく低下してきた場合、コンテナを追加することでリソースを増やす事が可能となっています。
アクセス数が通常に戻れば追加したコンテナを削除することもでき、必要に応じてコンテナ数を増減させる事が可能であり、コストパフォーマンスに優れているシステムと言えます。

また、負荷状況に応じて自動でコンテナを増減してくれるオートスケール機能が実装されており、ユーザーは負荷状況をいちいち気にすることはなく、ほったらかしでも適切にリソース管理が実施されます。

このため、いつもは多くのアクセスは無いが、イベントの実施時やキャンペーン期間中など、一時的に大量アクセスが発生する時期があるようなイベント関連サイトやWebアプリ等に向いています。

デメリット

1つのプロジェクトに設定できる独自ドメインは1つです。
もし低コストで複数ドメインでの運用を考えている場合はロリポップ!のスタンダードプラン等が良いでしょう。

また、MySQLの管理ツールであるphpMyAdminには対応しておらず、代わりにクライアントツール(Sequel Pro、MySQL WorkBench)などを使用する事になります。

課金方法

課金はコンテナ単位での課金となります。
月額基本料金は月額980円と非常にリーズナブルです。
コンテナは1回の起動で20分間稼働し、月の日数×(60分÷20分×24時間)までは基本料金に含まれます。
従って、1ヶ月間にコンテナが同時に複数起動することが無ければ基本料金内で使用できる事になります。

基本料金のコンテナ起動回数を超過した場合はコンテナ毎に従量課金となります。
1コンテナ1起動あたり2円です。

例えば1月にコンテナが2500回起動した場合、基本料金(980円)分の起動回数は31日×(60分÷20分×24時間)=2232回、従量料金分の料金は追加起動回数268回(2500-2232)×2円=536円となり、合計料金は1,516円となります。

※料金は税抜きでの料金です

なお、具体的なロリポップ!マネージドクラウドの導入方法については以下の記事をご参照ください。

関連記事ロリポップ!マネージドクラウドでWordPressサイト構築までの流れ

以上、マネージドサーバーとマネージドクラウド、共用サーバーの違いについて解説いたしました。

公開日時: 2019年12月01日  13:08:16

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