外部からのHTTPリクエストをWSLのHTTPサーバに転送する

カテゴリ:開発環境

テスト用サーバをWSL(Windows Subsystem for Linux)に構築している場合、同じマシンであればホストに127.0.0.1を指定してテストページにアクセスすることが可能です。 しかし外部のマシンからWSL上のHTTPサーバにアクセスする場合は、後述する転送設定を行う必要があります。

まず、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

次に netsh.exe コマンドを用いて、127.0.0.1:80 に対する転送設定を行います。

80番ポートへのリクエストをすべて 127.0.0.1:80 に転送する:

netsh.exe interface portproxy add v4tov4 listenaddress=0.0.0.0 listenport=80 connectaddress=127.0.0.1 connectport=80

参考listenaddress には受信するインターフェイスのIPアドレス、listenport には受信するポート番号を指定します。
connectaddress には転送先のインターフェイスのIPアドレス、connectport には転送先のポート番号を指定します。

登録後、設定を確認するには以下のコマンドを実行します。

設定の確認:

netsh.exe interface portproxy show v4tov4

例)

netsh.exe interface portproxy show v4tov4

ipv4 をリッスンする:         ipv4 に接続する:

Address         Port        Address         Port
--------------- ----------  --------------- ----------
0.0.0.0         80          127.0.0.1       80

設定を削除するには、以下のコマンドを実行します。

設定の削除:

netsh.exe interface portproxy delete v4tov4 listenaddress=0.0.0.0 listenport=80

公開日時:2022年09月20日 18:55:14
最終更新日時:2022年09月20日 19:06:17

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